超音波のパイオニア 日本アレックス

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技術情報

洗浄

超音波洗浄機とは?

超音波洗浄とは、超音波を水や洗浄液などの液中に伝搬させ非洗浄物(ワーク)を洗浄する技術です。産業洗浄において超音波の役割は洗浄、剥離、分散、脱気等様々な分野で使用されています。

電解超音波洗浄とは

電解洗浄とは電解液中で品物をプラスにして直流電流を流し、この時製品表面から発生する水素の気泡の剥離力を利用し製品に付着した汚れを取る工程です。

超音波発振器・振動子を選ぶ10のヒント

超音波発振器や振動子は、洗浄、剥離、分散、脱気等様々な用途で使用されています。この技術情報では装置を選ぶ際のヒントをまとめています。

キャビテーション洗浄における周波数選択の重要性

超音波により発生するキャビテーションの核となる大きさは周波数により異なります。発振周波数を変動させる事により、特定の大きさのパーティクルに対して有効となり、様々な周波数を使用すると広範囲のパーティクルに対しての洗浄が可能となります。

キャビテーションメーターSCMシリーズについて

日本アレックスでは従来品の問題点に注目し、使い易く機能的なメーターを目指しました。キャビテーションメーターSCMシリーズは測定信頼度が格段に高く、本当の超音波エネルギーの管理が可能なメーターです。

超音波溶着

樹脂ステーキング(カシメ)

超音波ステーキング(カシメ)は、金属と樹脂、または溶着性のない異材質の樹脂同士を、樹脂側へ設計したボスの頭部を超音波振動によってホーン先端形状へ合わせて溶融させ、その後再凝固させて金属または樹脂を固定する方法です。

ジョイントデザイン

超音波溶着用のジョイント設計を施すと、 樹脂の溶け出す位置は常に三角形の頂点になり一定化し、均一な溶融状態をもたらすことができ、また安定した溶着強度を得ることが可能になります。 溶着部の発熱は急激で、短時間での溶着が可能となる為、樹脂の劣化も起きにくくなります。

ゲートカット

強い超音波振動を樹脂に当てると、溶融する前に割れ(クラック)が発生します。 これは急激な衝撃が加わる為で、この超音波振動を利用し、ゲートの一部分に振動エネルギーを集中させて成形品をゲートから切り離すのが超音波ゲートカットです。

スウェージング

超音波スウェージングは、樹脂と金属、または溶着性のない異材質の樹脂同士を、ステーキングと同じように樹脂側をホーン先端形状に合わせて溶融させて金属などを固定する工法です。

高度なホーン製作技術

日本アレックスが提供するホーンは、FEM(有限要素法)による振動解析によって設計されています。設計段階においてホーンの振動状態をコンピュータでシミュレートすることによって、先端振幅のばらつきやストレス状態を知ることができ、より理想的なホーンを科学的に検証することができます。

インサート

インサートする金具の外周部にアヤ目のローレット加工を行い、樹脂側にはインサート金具の外径よりφ0.4~1.0mm程度小さい径の穴を設けておきます。インサート金具を樹脂の穴上にセットし、金具上面から超音波振動と圧力を加えると、金具と樹脂の境界面に局部的な摩擦熱が発生し、樹脂を溶融しながら金属が挿入されていきます。

スポット溶着

超音波によるスポット溶着は、超音波ジョイントデザインを施していない板状の樹脂を2枚に重ねた状態で、先端に樹脂へ差し込むボスと流れ出た樹脂を溜めるドームを加工したホーンを超音波振動と加圧によって樹脂を溶融させながら押し込み、点付けの溶着(スポット溶着)を行うものです。

超音波溶着の原理

超音波溶着とは熱可塑性樹脂を微細な超音波振動と加圧力によって瞬時に溶融し、接合する加工技術です。この接合方法は、成形品の溶着だけでなく、ボスのカシメやスポット溶着、フィルムや不織布のシール、金属のインサートなど幅広い分野において使用されています。

赤外線カシメ

赤外線を使用した異種材料の接合技術

赤外線カシメ技術とは、赤外線エネルギーを集光させて非接触で樹脂性ボスのカシメを行う技術です。赤外線カシメと言っても赤外線を発生する熱源によって樹脂を加熱、溶融させるものではなく、集光させることによって溶融する樹脂部分のみを均一・効率的に加熱させるところがこの技術の最大の特徴です。

超音波応用

超音波カッターとは?

超音波カッターは、毎秒2万回もの細かな振動をホーンと呼ばれる刃物先端に伝え対象物をカットする工法です。食品用途では、形の崩れやすい製品に多く使われます。

スラリーの分散

アルミナスラリーのサンプル150mlを300mlのビーカーに入れてバッチで超音波を照射し、レーザー式粒度分布計を用いて処理前と処理後の粒度分布を測定しました。