超音波のパイオニア 日本アレックス
プレス部品は、金属板に打ち抜き・曲げ・成形などを施すことで製造される部品で、自動車部品や電子筐体、家電、板金パーツなど幅広い分野で使用されています。
プレス加工時に使用される潤滑油や防錆油が多く残留しやすく、また製品の構造上、バリ付近・カール部・曲げ部・溝構造などに微細な汚れが入り込みやすいため、洗浄には注意が必要です。
また、生産数量が多く**まとめてバッチ洗浄されることが多いため、手洗いやスプレー洗浄では限界があり、**液中で非接触・微細部にも入り込む「超音波洗浄」が極めて有効です。
プレス加工時には潤滑油や防錆油が多く使用されるため、脱脂力の高い洗浄液が必要です。
水系洗浄液・炭化水素系洗浄液などの適用実験も可能です。
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洗浄中に微細なバリや固形物が剥がれ落ち、再付着や他部品へのダメージの原因になる場合があります。
そのため、循環フィルターの使用やオーバーフロー構造の採用が有効です。
キャビテーションの強さによって、薄肉や小型部品が変形する可能性があります。
材質に応じて、40kHz以上の高周波選定が推奨されます。
研磨・メッキされた表面は傷つきやすいため、高周波+高効率振動の組み合わせで洗浄することで、表面への負担を抑えつつ確実な洗浄が可能です。
👉高周波・高効率洗浄には「アルバソニック」シリーズが最適です。
プレス部品には鉄、SUS、アルミ、銅合金など様々な材質が使われます。
それぞれに対して、最適な洗浄液・周波数・出力設定の選定が重要です。
曲げや打ち抜きで生じる内面・隙間に洗浄液が届きにくい場合は、
多方向超音波や揺動機構の併用が非常に効果的です。
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バッチ洗浄後の乾燥では、熱風や回転のみの乾燥では変形・キズの原因になることがあります。
熱風吸引乾燥や真空乾燥の採用により、ワークを傷つけずに短時間で完全乾燥が可能です。
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